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ペイン分割とタブ管理

画面分割・タブ・ワークスペース保存で効率的なマルチタスク環境を構築

ペイン分割とタブ管理

MTerm のペイン分割とタブ管理を使えば、1 つの SSH 接続で複数のターミナルを同時に操作できます。tmux を使わなくても、アプリ内でネイティブに画面分割が可能です。


ペイン分割

自由なペイン分割

MTerm のペイン分割は、任意のペインをさらに横または縦に分割できる再帰的な構造です。Cmd + D(横分割)や Cmd + Shift + D(縦分割)を繰り返すことで、必要な数だけペインを増やせます(Pro プランでは無制限)。

新規接続時には、以下の 6 つのプリセットレイアウトから選択して素早くセットアップできます。

プリセット説明用途の例
シングル1 ペインのフルスクリーン通常のターミナル操作
2分割(横)左 | 右コード表示 + ターミナル
2分割(縦)上 / 下ログ監視 + コマンド入力
3分割(横)1 | 2(左に大、右に上下 2 つ)メインターミナル + サブ 2 つ
3分割(縦)2 / 1(上に左右 2 つ、下に大)ファイル比較 + 出力確認
4分割2 x 2 グリッド複数サーバーの同時監視

プリセットはあくまで初期レイアウトです。接続後にペインを追加分割して、自分だけのレイアウトを自由に構築できます。たとえば 3 分割の右ペインをさらに分割して 4 ペインにする、といった操作も Cmd + D 一発です。

ペインの操作ショートカット

操作ショートカット
横に分割Cmd + D
縦に分割Cmd + Shift + D
ペインを最大化 / 元に戻すCmd + Enter
ペイン移動(左)Cmd + Shift + H
ペイン移動(下)Cmd + Shift + J
ペイン移動(上)Cmd + Shift + K
ペイン移動(右)Cmd + Shift + L

ペインのリサイズ

ペイン間の境界線をドラッグすることで、各ペインのサイズを自由に調整できます。メインのターミナルを広くしてサブペインを小さくする、といったレイアウトが簡単に実現します。

ペインのコンテンツタイプ

各ペインには以下のコンテンツを配置できます。

コンテンツ説明起動方法
ターミナルSSH ターミナルセッションデフォルト
ファイルエディタリモートファイルの編集Cmd + E
FinderリモートファイルブラウザCmd + O
プロンプトパネルClaude Code 向けプロンプト入力ソフトキーバーから

ターミナルで Claude Code を実行しながら、隣のペインでファイルエディタを開いてコードを確認する。そんな IDE のような使い方が、MTerm なら 1 画面で実現します。

ペイン数の上限

プランペイン数
Free最大 2 ペイン
Pro無制限

タブ管理

タブを使って複数の作業空間を切り替えられます。たとえば、タブ 1 で開発サーバーの操作、タブ 2 でログ監視、タブ 3 で別のサーバー作業、といった使い分けが可能です。

別のホストをタブで開く

タブバーの 「+」ボタンを長押し すると、登録済みのホスト一覧が表示されます。ここから別の SSH ホストを選択すると、同じ画面内の新しいタブでそのサーバーに接続できます。

通常のタップでは現在のホストで新しいタブが開きますが、長押しなら 異なるサーバーへの接続をタブで並べて管理 できます。本番サーバーと開発サーバーを 1 つのウィンドウ内で切り替えながら作業する、といった使い方に便利です。

タブの操作ショートカット

操作ショートカット
新しいタブCmd + T
ペインを閉じるCmd + W
タブを閉じるCmd + Shift + W
前のタブに切替Cmd + Shift + [
次のタブに切替Cmd + Shift + ]

サイドバー(縦タブ)

Cmd + B でサイドバーを開くと、タブが画面左側に縦一覧で表示されます。通常のタブバー(画面上部の横並び)と比べて、以下のメリットがあります。

  • タブ名が省略されない: 横並びではタブが増えると名前が切れますが、縦一覧なら全タブの名前をフルで確認できます
  • 多数のタブを管理しやすい: 10 個以上のタブを開いている場合でもスクロールで一覧可能
  • コンテキスト情報を表示: 各タブの現在のディレクトリなどの情報を確認できます

サイドバーを開いている間は、横のタブバーは非表示になり、ターミナル領域が広く使えます。

タブ数の上限

プランタブ数
Free最大 2 タブ
Pro無制限

ワークスペーススナップショット

作業環境を丸ごと保存して、次回接続時に瞬時に復元できます。

保存

Cmd + S で現在のワークスペースを保存します。以下の情報がスナップショットに含まれます。

  • ペインのレイアウト(分割パターンとサイズ)
  • 各ペインのコンテンツタイプ(ターミナル / エディタ / Finder)
  • ペインの表示状態

復元

次回接続時に、保存したスナップショットをワンタップで復元できます。毎回同じレイアウトを手動で構築する必要はありません。

自動ペインセットアップ

ホストごとに、接続時の自動セットアップを設定できます。

  • ペイン数: 接続時に自動的に分割するペインの数
  • 起動ディレクトリ: 各ペインが開くデフォルトディレクトリ
  • 起動コマンド: 各ペインで自動実行するコマンド(例: cd ~/project && npm run dev

たとえば、「接続したら自動的に 3 分割して、左ペインでエディタ、右上で npm run dev、右下で tail -f logを実行する」といった環境が、接続するだけで毎回再現されます。


活用例

Claude Codeでの開発(3分割横)

TERMINAL
$ claude
Claude Code ターミナル
EDITOR
生成コードの確認
FINDER
プロジェクト構造

左ペインで Claude Code を実行し、右上のエディタで生成されたコードを即座に確認。右下の Finder でプロジェクト構造を把握しながら作業を進めます。

複数サーバーの同時監視(4分割グリッド)

本番サーバー
$ tail -f /var/log/app
ステージング
$ top
開発サーバー
$ npm run dev
DB サーバー
$ redis-cli monitor

タブを切り替えることなく、4 台のサーバーの状態を一望。障害発生時に複数サーバーの影響を同時に確認できます。

ログ監視しながら作業(2分割縦)

TERMINAL
$ npm test
LOG
$ tail -f /var/log/app.log

上ペインでコマンドを実行し、下ペインでリアルタイムにログ出力を確認。テストの実行結果やアプリの動作をすぐに把握できます。